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リハビリテーション学部 作業療法学科

施設紹介

発達機能実験室

発達機能実験室とは

発達機能実験室は、赤ちゃんから学童期の子どもたちのためのリハビリテーション室を模して作られた実習室です。室内は子どもたちの実際の生活や遊びの場面を想定し、大型遊具やおもちゃなどを備えています。マジックミラー越しに遊びの中における子どもの行動や振る舞い等も観察することができ、そこから子どもの発達特性を考察することができます。本実験室での臨床知見を踏まえ、さまざまな特性をもつ子どもたちの発達段階や日常生活における課題を見極め、家庭や学校、社会の中でいきいきと生活できるためにはどのようにケアプログラムの展開が必要なのかを研究します。

01. この実験室で学ぶこと

正常発達のプロセスと一人ひとり異なった障がいの特性を理解し、その子どもに合った日常生活への適応訓練方法や育児支援の方法を立案・提供をするのが、作業療法士の役割です。
臨床場面でしっかりと役割を果たすことができる実践力を身につけるため、ロールプレイングを交えることで子どもたちが活動する場面を想定し、子どもたち一人ひとりの持つ力を最大限に引き出すアプローチの方法について学びます。

発達機能障がい及び
その疑いのある子どもへのアプローチ

発達機能障がいとは、学習能力に困難(学習障がい)を持ったり、注意の問題、衝動性・多動性などにより他人との関わりの困難(注意欠陥多動性障がい)、こだわりや社会的コミュニケーションに困難(自閉症やアスペルガー症候群)を伴う発達上の障がいです。

学びのポイント

発達機能に障がいを持つ(その疑いのある)子どもたちは、ある特定のものごとに極度に敏感または鈍感であるために周りの世界との関わりが苦手という特徴をもっています。実習では、実際に大型遊具などを使い、子どもが安心して周りの世界に関わるためにはどのような感覚の種類や強さが必要であるかを体感することで、障がい特性の理解と具体的支援の方法について学びます。

運動の障がいのある子どもへの
アプローチ

運動の障がいとは、脳性麻痺などによる中枢神経の損傷で肢体の特定の動きや姿勢に困難を伴う運動機能の障がいです。障がいを持つ部位や程度は様々で、一人ひとりに合ったサポートが必要です。

学びのポイント

運動機能に障がいを持つ子どもたちは、身体の特定の部位が不自由なため、セルフケア、移動や作業に困難をともないます。その困難が、一人ひとりの興味や関心、学習の機会を妨げることのないよう、それぞれのライフステージに合った生活場面を設定し、社会への参加を念頭に置いたサポート方法について学びます。

02. 研究の紹介

子どもの発達や支援の考え方を正しく理解するためには、子どもの身体機能と心の状態をはじめとし、家族の子育てに関する悩みなど、養育全般についての情報を的確に得ることが必要です。しかし、実際には、心のように目にみえないものを理解することは、そう簡単ではありません。 発達機能実験室では、このような主観的なもの、あいまいなものを理解し支援する方法を研究しています。

子育ての悩みの理解

障がいを持つ子どもたちを育てる母親が抱える悩みは、母親の個人的な問題として捉えられがちであるため、その実態や対策が十分に論議されず、子どもの問題の背後に埋没してしまう心配があると言われています。この点を学問的に深く考えてゆくには、どんな条件のもとで、どんな文脈のもとに、その悩みが生じたのかを理解して、悩みが解消される仕組みを科学的な手続で検証する必要があります。悩みを抱える数多くの母親にインタビューを重ねて、語られる出来事や経験から、子育ての悩みに関連性をもつ新しい概念や支援法の新たな可能性を発見すること。そのような複雑な心のプロセスに注目した調査研究に取り組んでいます。

「心の理論」の発達

自閉症やアスペルガー症候群など他者とのコミュニケーションを苦手とする子どもたちは、「心の理論」(他者の心を理解する能力)の発達のつまずきが原因の一つになっているといわれています。もし、このような「心を読む能力」がなければ対人的な世界は恐ろしい、予測不可能な世界であるに違いありません。このことは、子どもの「心の理論」の理解なくして、コミュニケーション能力を正しく評価することは難しいことを意味しています。そのような障がいの特性に対応するため、子どもの「心の理論」を理解する能力を正確に知るためのテスト(「心の理論」高次テスト(日本版)のコンピューター・ソフト)を開発しています。テスト項目は日本の文化や生活に対応できるように日常的な会話表現で構成され、また子どもが文章を読まなくても質問の意図を把握できるように出題は紙芝居形式を採用するなど、さまざまな工夫を凝らしています。


実習室

新しく充実した環境で、知識と実践力、コミュニケーション能力を磨いてください。

ADL室 レクレーション治療室

杖の使い方や車いすの使い方、起居動作などの日常生活動作やレクリエーションについて学びます。

織物・手工芸・絵画室/陶芸室/木工・金工室

作業療法で用いる陶芸や木工などのActivity(作業)について学びます。

装具加工室

義肢や装具について学び、実際に義肢や装具の作製実習を行います。

水治療室

水治療法について学び、実習を通して水治療法を実際に体験します。

運動学実習室

理学療法や作業療法に必要な検査・測定、運動療法や物理療法などの治療手技について学びます。