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看護学研究科

各専門分野(特定領域)紹介

基盤看護学分野

看護学基礎研究領域(専門特定分野)

基礎看護学

看護とは?看護技術とは?ケアとは?を基本から学び直し、臨床での経験を理論的に科学的に言語化します。また、臨床看護実践の中で沸き起こった疑問を研究疑問に昇華させ、研究に結びつけます。主な研究内容は以下の3つです。

  1. 1.看護技術の検証と開発に関する実験研究
  2. 2.感染制御に関する疫学研究や介入研究
  3. 3.スキンケア・ストーマケア・排泄ケアに関する介入研究

(土田敏恵)

看護教育学

看護学教育に関する諸理論と概念の理解を基に、その本質を追究し、課題を見極めていきます。同じ経験をしても、「そこから学ぶ人・学ばない人」がいます。人が「学ぶ」とはどういうことなのでしょうか?看護学基礎教育(実習を含む)から、キャリア教育までの広い範疇で、看護ケアの質を高めるために必要な教育的働きかけ、教育方法の有効性など看護教育における基礎的研究能力の育成をめざします。

看護開発科学

看護開発科学ではEBP(Evidence Based Practice)を通して看護現場を改革していくリーダー育成を目指しています。 日々の看護で、果たしてエビデンスはどうなっているのか?これで正しいのか?と迷うことがあると思います。この分野では、そうした実践に埋もれた大切なテーマを選択し、そのテーマについての国内外の研究論文を検討し総括(ベストエビデンス)する方法を学びます。さらに看護の職場にエビデンスを根付かせていくのに必要な、環境・リソース調整、教育、リーダーシップについて学んでいきます。

(今野理恵)

療養支援看護学分野

看護学基礎研究領域(専門特定分野)

急性看護学

重篤な状況にある患者さんとその家族の特徴を理解し、患者さんおよび家族の看護問題や倫理的問題を探求します。特に、患者さんの生命の維持・回復、苦痛の緩和、QOL(生活の質)の向上を目的とした看護援助方法およびその家族への支援方法の開発、さらにはクリティカルケアにおける看護の質向上に貢献できる知見をみいだすための研究能力を育成します。

(網島ひづる、笹川寿美)

がん看護学

がんとともに生きるがんサバイバー・家族や集団が最適な健康状態を維持するための課題を見極め、それを解決するための看護実践や保健医療福祉のありかた、医療チームにおける看護の役割を科学的に探究する分野です。がん看護の基盤となる概念・理論、倫理的課題の解決方法などを学修します。新しい看護援助技法の構築、看護の質の向上に貢献できる知見を見出すための研究能力を育成します。

(神﨑初美)

慢性看護学

慢性病とともに生きる人とその家族が最適な健康状態を維持するための課題を見極め、それを解決するための看護実践や保健医療福祉のありかたを科学的に探求します。慢性看護の基盤となる概念・理論に関する知識や諸研究の学修、臨床現場の課題や疑問に関するディスカッションやフィールドワークから、研究テーマを絞り込み、自らの力で看護研究を実践する力を養います。

(神﨑初美)

精神看護学

精神疾患と疾患に起因する生活障害を抱える精神障がい者や、その家族を対象に、セルフケア理論に基づく包括的アセスメント、教育的介入方法等に関する幅広い知識を身につけ、精神障がい者自身の社会復帰過程への主体的参加を促進する包括的な支援方法について探求し、その支援の充実に必要な看護研究能力を身につけます。

看護学課題研究・高度実践領(専門看護師(CNS)特定分野)

急性・重症患者看護専門看護師分野

重篤な状況にあり複雑で解決困難な看護問題を持つ患者・家族、集団を対象に、先進医療に対応した高度で専門的な看護実践を探求する分野です。特に、専門看護師として役割を果たすために、重篤な状況にある患者に対する総合的な捉え方、キュアとケアを融合した専門的な知識、卓越した看護技術、治療環境の管理方法を学修すると共に、高度な実践能力を養います。

(網島ひづる、笹川寿美)

がん看護専門看護師分野

がんとともに生きるがんサバイバー・家族や集団を対象に、がんの病態・診断・治療の最新の知見をふまえて高度な看護実践を行うための看護介入方法を理論的かつ実践的に探究する分野です。がん看護の基盤となる概念・理論、がんサバイバー・家族が抱える苦痛・苦悩を緩和するための介入、意思決定支援などの知識を学修し、がん看護専門看護師として役割を果たすための実践能力を養います。

(神﨑初美、田中登美)

家族支援看護学分野

看護学基礎研究領域(専門特定分野)

小児看護学

子どもの成長発達、子どもとその家族を取り巻く社会状況や生活環境を理解したうえで、健康障害に起因する子どもと家族の心身の反応をアセスメントする方法を探求します。あわせて慢性疾患・障がいなどの健康障害をもつ子どもや家族が抱えている健康問題や課題、不適切な親子関係や現在の子育てにおける課題を解決するための看護支援に関する実証的な研究を行います。

(石原あや)

母性看護学

女性のライフサイクル各期の健康支援について、疾病中心の医療とケアの観点に留まらず、文化的、歴史的、社会的背景を勘案して健康課題を探求します。また、女性のリプロダクティブ・ヘルス/ライツを根幹に据えて、女性のもつ生殖の性とジェンダーについての理解を深めると共に、ヘルスプロモーションやWell-being等のさまざまな視点から看護介入モデルを学修し、実践的な研究を行います。

(西村明子、岡田公江)

助産学

出産を取り巻く環境の変遷を概観し、出産の医学的管理を誘引した諸政策について探求します。また、女性の多様な性のあり方と価値観を理解し、様々な女性と家族の健康に関する諸問題について、EBMを用いた解決方法の基礎的能力を育成します。また、国際的な視点を基に、助産学領域の世界的な研究の流れを学修し、実践的な研究を行います。

(西村明子、岡田公江)

生活支援看護学分野

看護学基礎研究領域(専門特定分野)

老年看護学

加齢の変化や疾患・障がいを有する高齢者を生活者として捉え、高齢者・家族の健康問題や倫理問題を見極め、看護支援のあり方を探求します。老年看護の基盤となる概念・理論、健康生活評価方法、ケアシステム等を学修し、高齢者とその家族の、生活の場に応じた専門的援助を実践し、また看護方法の研究・開発を行う能力を備えた人材を育成します。

(細見明代)

地域看護学

地域社会の個人、家族、集団、コミュニティ、組織を対象に、地域看護学の基盤となる制度や理論などを学修し、顕在・潜在している健康課題を見極め、それらを解決するための保健師活動や支援方法のあり方を科学的に探求します。地域で生活する人々を対象とした地域看護実践のなかから研究疑問を明確にし、研究疑問に適した研究方法を用いて看護研究していく能力を育成します。

(土井有羽子)

在宅看護学

在宅看護学では、在宅看護の基盤となる制度や理論および概念・看護モデルなどを学修します。その上で、在宅療養者・家族の健康生活の向上、在宅看護実践の質的改善、家族介護者への支援方略、在宅ケアシステムの構築等、在宅看護の知識体系の発展に寄与する知見を探究します。在宅看護領域における臨床疑問や研究課題を明確化し、科学的プロセスを踏まえて研究していく能力を育成します。

(堀口和子)