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生涯のキャリア形成

チーム医療への取り組み

これからの医療に不可欠な
「チーム医療」とは?

これまでの医療現場では、プロフェッショナル同士のつながりが薄く、優れた能力も足し算にしかなりませんでした。
これからの医療現場に求められるのは、患者さんとその家族を中心に、各医療専門職者たちがチーム一丸となって治療・ケアを行う「チーム医療」。医師や薬剤師などさまざまな医療専門職間の相互理解と、それぞれが専門性を発揮しながら協力し合うチームプレイによって、何倍ものチカラを発揮することができます。

チーム医療の概念図
チーム医療の概念図
4学科+医学部で行うチーム医療教育を通じて「実践力」を培います

チーム医療を学ぶためには、各医療専門職者が集結することが不可欠。
兵庫医療大学では、兵庫医科大学 医学部と連携した4学科+医学部で行う「真」のチーム医療を通じ、他学部の専門領域を学び合うことで実際の現場でいきる「実践力」を培います。また、1年次の夏休みまでに行われる早期臨床体験実習では、兵庫医科大学グループが擁する兵庫医科大学病院を体験実習の場とし、医科大学病院を併設する医療総合大学の強みを最大限に活かした学びが得られます。

チーム医療教育のポイント

チーム医療の重要性を体得するため、学部混成のグループで課題解決を行っていく、少人数制チーム基盤型学習(TBL(Team-based Learnig))を採用。メンバー間の意見交換を通じて、コミュニケーション能力やクリティカル・シンキング能力を高めることができ、責任感を身につけることができます。

卒業生の声

薬剤師

島袋 翔太

兵庫医科大学病院 薬剤部 勤務
(2015年3月 薬学部 医療薬学科 卒業)

島袋 翔太

さまざまな医療専門職との「情報共有」を心掛けながら、医療の発展に貢献できる薬剤師をめざしています。

兵庫医科大学病院の薬剤部で、注射剤のミキシング(混合調整)業務を主に行っています。私はもともと、患者さんはもちろん他の医療専門職や医療全体の発展にも貢献できる薬剤師をめざしたいという思いを抱いており、さまざまな診療科のある大学病院や総合病院で高度先進医療に携わることが第一の希望でした。兵庫医科大学病院は兵庫県エイズ治療中核拠点病院であることから、私自身HIVの患者さんへの服薬指導を行っており、こうした先進医療に携われるやりがいを感じています。HIVの場合一生服薬を続けていかなければなりませんので、特に継続服用の重要性や連用による副作用の注意などをお伝えしています。

患者さんを第一に考える医療の提供には、他の医療専門職との情報共有が前提となりますが、そうしたコミュニケーションスキルは即座に身につくものではありません。兵庫医療大学での「チーム医療論演習」では、医学部、看護学部、リハビリテーション学部の学生たちと、数日間をかけてじっくりと議論を重ねますので「チーム医療」を行うためのさまざま実力が自然と身につきます。こうした貴重な経験は、医療人としての基礎づくりと成長に欠かせないものだと思います。

看護師

木野 あづみ

兵庫医科大学病院 8階西病棟勤務
(2013年3月 看護学部 看護学科 卒業)

木野 あづみ

兵庫医療大学で修得した「チーム医療」の知識や技術は、看護の現場に必要不可欠なものです。

兵庫医科大学病院の上部消化器外科と泌尿器科の混合病棟で、手術や化学療法を受けられる方、生体腎移植や献腎移植をされる方など、身体的・精神的にさまざまな状態にある患者さんの看護を行っています。患者さんの退院に向けた医療計画を立て、それを実行していくうえでは、医師、PT・OTなどのリハビリスタッフ、ソーシャルワーカー、時には薬剤師を含めたカンファレンスが欠かせません。そうした日々の看護に、医学部、薬学部、リハビリテーション学部の学生たちと専門的な意見を交わした、在学中の「チーム医療」の事例検討がとても役に立っています。

患者さんのために一つの目標に向かって、多くの医療専門職が協働する大切さを学生の時に学べたことはとても重要なことだったと改めて思います。また、学生時代の教えより、患者さんの入院前の生活、家族や病気に対する思いなど「カルテには載っていない患者さんの思い」を直接お話して得るということは、看護師として働く現在も大切にしていることのひとつです。

兵庫医療大学では、どんなに大変なことも共に考え、時には愛情ある厳しさで指導してくださる素晴らしい先生方や、一生大切にしたいと思える仲間に出会うことができました。皆さんもそんなかけがえのない学生生活を送ってみませんか。

理学療法士

井木 つかさ

株式会社アイビスケアセンター勤務
(2011年3月 リハビリテーション学部 理学療法学科 卒業)
【2014年10月から2016年9月 青年海外協力隊としてモンゴルに派遣】

井木 つかさ

「チーム医療」の実践的な学びは、国内はもちろん海外での医療活動にも欠かすことのできないものでした。

兵庫医療大学の授業で「JICA(国際協力機構)関西」を訪れた際、理学療法士には国際貢献という進路もあることを知り、それが将来の夢の一つとなりました。海外派遣に至る前に入職した京都市の総合病院では、治療の内容・身体状況などの情報を看護師に伝達し共有することで、患者さん一人ひとりによりよい医療を提供することができました。在学中の「チーム医療」の学びが、こうした体制づくりに生かせたと思います。

2014年10月からは、モンゴルの総合病院で国際協力活動に従事。日本から派遣された理学療法士は私ひとりであるうえ、レントゲン画像さえも不足するなか、2年間でのべ1000人以上の患者さんを担当しました。「チーム医療」がまだ根付いていない状況下でも、日本で修得した知識と技術を生かして現地スタッフと治療にあたり、医療人として多くの自信を得られた体験になったと思います。

現在は高齢化社会で問題となる「廃用症候群(筋萎縮や床ずれなど、過度な安静や活動性の低下で生じる症状)」のケアに取り組んでいますが、理学療法士として国内外で身につけたキャリアを生かし、技術医療専門職との積極的な連携をはかりながら在宅医療でも「チーム医療」を活用していきたいと思います。

作業療法士

竹原 崇登

兵庫医科大学ささやま医療センター 勤務
(2016年3月 リハビリテーション学部 作業療法学科 卒業)

竹原 崇登

「患者さん中心の医療」 を提供するため、日々全力で取り組んでいます。

急性期、回復期、生活期の患者さんを対象に、一人ひとりの心身の状況に応じた目標設定を行い、患者さんの在宅での生活を想定したリハビリテーションに取り組んでいます。 作業療法士は、患者さんの退院後の生活を患者さんとともに創る職業だと私は考えています。そのためには、現在の病態が今後の生活にどう影響するのか、また治療過程において、どのように患者さんの状態が変化しているのかなど、理学療法士とはもちろんのこと、医師や看護師と情報交換しながら病棟生活の様子や退院後の方針について話し合うことがとても大切です。そんな時「チーム医療科目」で学んだ他職種の役割についての知識を踏まえながら相談できますので、兵庫医療大学での学習体験が本当に役に立っていると感じます。

作業療法士をめざしている皆さん。私も入学前は不安な気持ちでいっぱいでしたが、先生方から本当に丁寧かつ真摯に指導していただいたおかげで、医療人としてはもちろん、ひとりの人間としても大きく成長できたと思います。兵庫医療大学で学び、これからの医療を一緒に担っていきませんか。