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各分野で活躍するセンパイ【薬学部】

各分野で活躍するセンパイ(研究職)

兵庫医療大学から、国立研究開発法人理化学研究所研究員に

薬学部 医療薬学科

中尾 周平(2012年度卒業)

国立研究開発法人理化学研究所勤務

中尾 周平

在学中

研究する楽しさを
知った在学生時代

兵庫医療大学を選んだ理由は、兵庫医科大学を兄弟校にもつ医療総合大学であることを活かして、幅広い知識を学べると考えたからです。在学中にはチーム医療演習などで、医学部、看護学部、リハビリテーション学部の学生と、臨床現場を想定してディスカッションを行い、他学部から刺激をもらいました。
印象的な学びは、薬学分野で行われる研究等について、幅広くかつ分かりやすく学べる1年次の薬学入門や、実際に研究を進めていくにあたって基本的なことが学べる5、6年次の研究演習。
新しい薬を創り出す創薬分野に興味をもっており、大手製薬企業で創薬に携わってこられた田中明人教授の研究室に所属。研究室では、薬の種になる物質に対して、有機化学の手法をもちいて、薬としての性質を向上させる研究を行っていました。具体的には、前立腺癌に対して効果があるとして見出された物質の性質を磨き上げ、細胞や動物に対する効果を研究していました。

大学院

いつか多くの人の
役に立ちたいと大学院に

将来研究職を目指したいと思い、兵庫医療大学大学院へ進学。研究職を目指したいと思ったきっかけは、新しい薬の発見につながるような発見をして、多くの人の役に立ちたいと考えたから。医師や薬剤師等の医療職として、患者を直接助けるのとは少し方向性が違うかもしれないが、もし成功すれば、何千人、何万人という人を救うことができるかもしれないという点に魅力とやりがいを感じたからです。
大学院では在学中より行っていた、前立腺癌に対して有効な物質に関する研究を引き続き行いました。また、前立腺癌以外にも、膀胱癌と痛みに関して効果があるとして見出された物質に対して、同様の手法を用いて研究を行いました。癌と痛みは、より効果の高い新薬が求められている領域の1つであると考えており、そのような新薬の創出を目指す研究に関わりたいと考え、大学院で研究を続けました。

卒業後

世界でもトップクラスの研究機関
国立研究開発法人理化学研究所へ就職

理化学研究所に就職した理由

兵庫医療大学大学院を卒業後、国立研究開発法人理化学研究所 袖岡有機合成化学研究室へ就職。現在の職場を選んだきっかけは、理研が世界でもトップクラスの研究機関の1つであり、国内外から、多くの研究者が集まっているため、そのような環境に身を置くことで、研究者としてさらなる研鑽を積めると考えたからです。

現在の仕事内容

現在は、有機合成化学研究室という部署に所属。有機合成化学研究室という名前ですが、有機化学だけでなく、生物学もミックスした幅広い分野の研究を行っている部署です。仕事内容としては、生体に何らかの影響を与える物質に目印をつけ、その目印を足がかりにして、混合物の中から効率的に精製できるような技術の開発および発展に関する研究を行っています。薬などの物質が、細胞や生体内でどのように変化するかを解析するのは重要なのですが、その一助となる可能性もあると考えています。

大変なことや、やりがい

仕事の難しい点は、まだ誰もやったことのないことで、論文等の成果を出さなければ評価されない点です。誰も答えが分からないことなので、一生懸命研究を行っても、新しい発見につながらないことも多々あります。しかし、この点はやりがいや楽しいこととも表裏一体で、自分たちが世界で最初の発見者になれる可能性があり、さらにそのことが人を助けることにもつながるという点は大きな魅力だと思っています。

兵庫医療大学での学びがいきていること

研究職も、他の研究者やスタッフとコミュニケーションを取ることは重要であり、チーム医療に関わる授業などで、コミュニケーションに関して学んだことがいきていると思います。また、田中明人先生をはじめ、所属していた研究室の先生や研究員の方々に教わった実験技術や、研究に対する姿勢などは、今の職場でも役に立っています。

高校生のみなさんへ

高校生のみなさんへ

薬学部は、幅広い知識が学べる、学際的な学部だと思います。そのため、将来の進路も薬剤師やMR、研究職など多岐にわたって選ぶことができます。本学には、多くの素晴らしい先生方をはじめ、様々な礎があるので、皆さんが本学に入学し、色々なことを学んで巣立ち、多方面で活躍されることを願っています。