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リハビリテーション学部 宮本准教授らによる看護学部との共同研究が国際誌「Eur J Sport Sci」に掲載

2021.9.2

宮本俊朗准教授を中心とした兵庫医療大学リハビリテーション学部、看護学部のグループによる共同研究論文が、雑誌「Eur J Sport Sci」に掲載されました。

論題

Effects of exercise intensity and duration on a myokine, secreted protein acidic and rich in cysteine

論文著者名

Toshiaki Miyamoto1), Yurika Shimizu1), Yuka Matsuo1), Taiki Otaru1), Yuto Kanzawa1), Nao Miyamae2), Eri Yamada2), Tomoyuki Katsuno3)
1) Department of Physical Therapy, School of Rehabilitation, Hyogo University of Health Sciences
2)School of Nursing, Hyogo University of Health Sciences
3) Department of Occupational Therapy, School of Rehabilitation, Hyogo University of Health Sciences

研究概要

近年、骨格筋から分泌されるマイオカインが、大腸がんや乳がん、サルコペニア、認知症などに対する運動の予防的効果を媒介する可能性が報告されています。マイオカインの1つであるSecreted Protein Acidic and Rich in Cysteine (SPARC)は大腸の腫瘍形成を抑制することや、骨格筋のリモデリングを促進する可能性が示唆されているものの、どのような運動条件がSPARCの分泌を惹起するのかは、そのほとんどが明らかになっていませんでした。本研究では、血清SPARC濃度は高強度の有酸素運動に対して上昇するが、中強度の有酸素運動では実施時間を延長しても上昇しないことや、SPARC濃度の上昇には運動で生じる乳酸が関連することを明らかにしました。また、運動時のSPARC濃度の上昇は対象者の骨格筋量が関連する可能性も示唆しています。現代社会において、大腸がんは頻度の高い疾患であり、大腸がん患者では、化学療法やカヘキシアによって骨格筋量の低下が生じやすくなっています。本研究結果は、大腸がん予防のための運動処方や大腸がん患者のサバイバーシッププログラムのための基礎的洞察を提供するものです。

掲載誌