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薬学部 神田浩里助教・戴毅教授らの研究成果が「STAR Protocols」(Cell 姉妹紙)に掲載

2021.1.21

兵庫医療大薬学部の神田浩里助教、戴毅教授らの研究成果が「Star protocols」(Cell 姉妹紙)に掲載されました。この研究はアラバマ大学との共同研究の成果として発表されました。本論文は、これまで確立されていなかった哺乳類のランビエ絞輪部における安定したパッチクランプ法を確立した論文であり、様々な分野への応用が期待されます。

論文題名

Protocol for pressure-clamped patch-clamp recording at the node of Ranvier of rat myelinated nerves.

論文著者名

Hirosato Kanda, Sotatsu Tonomura, Yi Dai, and Jianguo Gu

研究の背景

哺乳類の神経線維は他生物種に比べて極めて細く、これまで神経線維の機能的な解析には細胞外記録法が用いられてきました。ただ、この細胞外記録法では膜に発現するイオンチャネル等の詳細な機能的解析を行う事が出来ないため、分子レベルでの機能的解析は行われてきませんでした。

研究手法と成果

パッチクランプ法はイオンチャネルの解析等に使われる生理学的手法であり、本研究の成果として、哺乳類のランビエ絞輪部で安定したパッチクランプ法の確立に成功しました。本研究に必要なセットアップや試薬のリスト、またはラットの神経標本の作成・処置方法を明らかにしています。また、圧調整装置であるプレッシャークランプを用いたランビエ絞輪部でのパッチクランプ法についてもstep by stepで詳細を明らかにしています。

今後の課題

本研究の成果に基づき、哺乳類の神経線維における活動電位発生・伝導の仕組みの解明や、脱髄性疾患等の変性神経線維の機能的解明を行うためのツールとして期待されます。