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2019年度 秋季学位授与式開催レポート

2019.9.27

兵庫医療大学オクタホールにおいて、「2019年度 兵庫医療大学秋季学位授与式」が執り行われました。
薬学部医療薬学科7名が卒業の日を迎え、これから社会人としてそれぞれに活躍していく卒業生に、藤岡学長より式辞が述べられました。多くの教員が見守るなか、藤岡学長より一人ひとりに学位記が手渡されました。

2019年度秋季学位授与式 藤岡学長式辞(2019年9月14日)

おはようございます。学長の藤岡です。本日、ここに、令和元年度兵庫医療大学秋季学位授与式を挙行いたします。兵庫医療大学をご卒業される薬学部7名の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
これまで、皆さんが尽くされた努力を心から讃えるとともに、本学教職員を代表いたしまして心からお祝いを申し上げます。また、これまでの長きに渡って、皆さんを支えてくださり、暖かく見守ってくださったご家族の皆様にも、心からお祝いを申し上げます。

本年は、天皇陛下が即位され、元号は平成から令和に変わりました。元号が変わっても、大学での授業など普段の生活は、いつも通り継続していたと思います。 もちろん、病気の患者さんが急に治るなどということもありませんし、世の中が急変するということもありません。しかし、社会全体が、時代の節目を感じる年であることは間違いありません。新しい時代に入ることは、古い時代への郷愁とともに、新時代への高揚感が出現します。みなさんは、大学在学中に新しい時代を迎え、そして、令和の時代の最初の卒業生として、本学を巣立っていきます。

本学校歌の歌詞に「薬学を究めつくそう」とあります。みなさんは、薬学を究めることができたでしょうか。自分なりによく努力して学んだので「究めた」と思う人もあれば、授業がたいへんだったので、なかなか「究めた」とは思えない、まだこれから国家試験があるのに、とても「究めた」という気にはなれない、など様々な考えがあると思います。

みなさんの感想は、それぞれ、もっともなことではありますが、実際には大学の学びだけでその学問を究めることはできません。

大学卒業時の知識・技術のみで、みなさんが50歳を過ぎる、30年後に、通用するでしょうか。

ここで、今から約30年前の医療をふりかえってみます。今では、ドラッグストアで簡単に購入することができるH2ブロッカーが、画期的な胃潰瘍の薬として、日本で初めて発売されたのが、約30年前の1985年です。また、ヘリコバクターピロリ菌が発見されたのも、約30年前の1983年です。その後、プロトンポンプ阻害薬が発売され、 これらの薬剤の登場で、胃潰瘍や胃癌の治療成績が飛躍的に向上したことは、皆さんの方がよくご存じのことと思います。つまり、これからの30年の間には、薬学や医学において、さらに、革新的な進歩が起こるであろうことを理解していただきたいと思います。そして、本学での学びを基礎にして、卒業後も学び続けて「薬学を究めて」ください。

本学は、みなさんが在学していた2017年には、開学10周年を迎え、開学20周年で目指すべき姿として、「 HUHS Vision 20」を策定しました。その中で、「次代を担う中核的医療人育成」を掲げています。次代を担う中核的医療人とは、診療実務ができ、自己研鑽ができ、直面する課題の研究に取り組むことができる人材です。

これから、皆さんが進む道は、病院や診療所、企業、調剤薬局などさまざまであると思います。自己研鑽を行いながら、中核的医療人として、社会で活躍してください。また、就職してからも、仕事のやりがいを求めて、あるいは、結婚や育児などの家庭環境の変化など、さまざま要因で職場を変わることがあるかもしれません。悩みや相談があれば、遠慮なく母校の教員に相談してください。

今年の海梟祭が行われる、10月13日には、ホームカミングデイがあります。ホームカミングデイは、同窓会や大学祭とは違って、大学が卒業生を母校に招待するという趣旨の会です。

本学は、皆さんの母校として、卒業後のキャリア形成も積極的にサポートします。遠慮なく、大学への相談、そして、大学に対するアドバイスなどをお願いしたいと思います。

最後になりましたが、みなさんが、青春を過ごした本学キャンパスでの懐かしい思い出を大切な財産として、令和の時代に、羽ばたいてください。皆さん一人ひとりが、健康と幸運に恵まれ、それぞれにとって幸せな人生を歩まれることを祈念いたします。

本日は本当にご卒業おめでとうございました。以上をもちまして、私の式辞とさせていただきます。

2019年9月14日
兵庫医療大学学長
藤岡 宏幸