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日本薬学会第139年会にて薬学部生がポスター賞を受賞

2019.6.6

2019年3月20日~3月23日の4日間、千葉県の幕張メッセにて「日本薬学会第139年会」 が行われ、兵庫医療大学薬学部6年生(2019年6月現在)の小椋茉春さんがポスター賞を受賞しました。

研究テーマ 「酸化チタン上でのエナンチオ選択的水素化反応におけるマンデル酸の酸化的分解」
共同研究者 角桃乃(薬学部2018年度卒業生)、川島祥(薬学部助教)、吉岡英斗(薬学部講師)、
宮部豪人(薬学部教授)、甲谷繁(薬学部教授)
内容 医薬品などの有機化合物には、同じ化学構造なのに右手と左手のように鏡に映したような関係にある一対の異性体(エナンチオマー)が存在する場合があります。そして、医薬品を合成するときには、どちらか一方のエナンチオマーに薬の作用があれば、それだけを選択的に合成すること(エナンチオ選択性が高いこと)がとても重要です。なぜなら、もう片方のエナンチオマーは、サリドマイド事件のようにヒトの体にとって毒性を示す可能性があるためです。 酸化チタン光触媒は、マンデル酸(キラル触媒)の共存下でアセトフェノンを水素化し、どちらか一方のエナンチオマー生成物を優先的に与えることが、これまでの当研究室の研究で分かっています。しかし、そのエナンチオ選択性は、反応時間とともに失われていくことが問題でした。

今回の発表では、その原因が酸化チタンによるマンデル酸の酸化的な脱炭酸分解で引き起こされることを明らかにしました。これによって、マンデル酸に代わって分解を受けにくい化学構造をもつ新しいキラル触媒の開発につながるものと期待されます。