現在、薬学部5年生は外部の実習先(調剤薬局や病院)で実務実習を行っています。実習先では、大学内で学んだ知識や技術に加えて、様々な薬剤師の業務の実践について体験しています。今回、第1期の実習を終えて大学に戻ってきた学生さんに実務実習について話を聞くことができました。
Q:実習先ではどんなことをしたのですか?
川西さん:私は、在宅訪問先や薬局に来られた患者さんへの服薬指導などを行いました。コミュニケーションを取りながら、処方した薬で副作用などが出ていないか確認し、疑問に思ったことがあれば、製薬会社に問い合わせをしたりもしました。また、学校薬剤師業務の研修として環境衛生検査もさせていただきました。騒音などの教室環境や水泳プールの水質調査などです。とても貴重な経験となりました。
長谷川さん:僕は、病院薬局内の調剤はもちろん、病棟での看護業務やリハビリテーション施設の見学などもさせていただきました。入院施設がある病院だったので、入院時と退院時に服薬指導も体験させていただきました。
Q:実習で感じたことは?
川西さん:1年生の時に行った薬局実習では、まだ薬の事もわからず、何もできない状態だったのでどこを見て良いかわからず、習得できるものがあまりなかったように思いました。しかし今回は、ある程度薬の知識ができてからの実習だったので、充実したものになりました。薬局は思っていたよりたくさんの業務があり、色々考えさせられる面がたくさんあるなと気づきました。
長谷川さん:現場で働いている薬剤師の方の知識量には本当に驚きました。僕ももっと勉強していかなくてはと思いました。病院は薬剤部だけではなく、他の専門職種の方ともコミュニケーションが取れるので、さまざまな医療職種の方々から意見が聞けました。看護師の方からは、「看護師だけでは薬の知識や情報が不十分なので、病棟にも薬剤師がいると、薬の保管や管理状況、細かな投与方法をすぐに確認できるのでとてもよい」といった意見をお聞きすることができ、患者さんの情報共有やコミュニケーションをしっかり行う上でとてもよいことだなと感心させられました。
Q:まだ、実務実習のつづきがありますが、そこで学びたいことや希望は?
川西さん:私は、実務実習第三期で病院実習に行きます。慢性期の患者さんがいる病棟に行くことになっているので、長期にわたる入院のために、患者さんが感じる苦痛などを感じとって、緩和させるにはどうすればよいか重点的に学びたいです。対象とする患者さんが、薬局実習の時とは違うので、その違いもしっかり見たいです。あとは、服薬指導についても回診に同行させてもらい、医師が患者さんにどういうことを話しているかを直接聞きたいなという希望があります。
長谷川さん:僕は薬局実習です。薬局は病院よりももっと地域に密着した医療を行っていると思うので、在宅訪問での服役指導で、患者さん自身が自宅ではどういった薬の管理をしているのかを確認して適切な指導が行えるようになりたいと思います。また、調剤室での仕事以外にも幅広い薬剤師の仕事を経験できたらと思います。この実習を通して大学で学ぶことよりももっと多くのことを学び、将来、患者さんとしっかりコミュニケーションを取れる病院薬剤師になりたいと思っています。